わかりやすい英語の手紙。メニュー

日本語の手紙との違い

 ではここから英語の手紙の書き方について説明していきます。最初に紹介した4種類の手紙それぞれの書き方に入る前に、日本語と英語の手紙の違いや英文レターを書く際の心得に触れておきます。

 まずは、日本語と英語の手紙の違いについてです。一般的な日本語の手紙で特徴的な点として、「頭語と結語」があること、また「時候の挨拶」が含まれるということが挙げられます。「頭語と結語」とは「拝啓」という初めの言葉に対して「敬具」という結びの言葉で締めるという一つの挨拶です。頭語と結語には対応したものが決められているため、正しい使い方を知っておく必要があります。「時候の挨拶」とは、季節や気候に応じて季節感や気持ちを表現する言葉で、頭語の後に続けて書くものです。1月から12月までのそれぞれの月で使用する表現が異なります。例えば4月だと「陽春の候」や「春の日差しも心地よく」などが一般的です。

 「頭語と結語」、「時候の挨拶」は日本語の手紙独特のもので、英語の手紙には見られません。英語の手紙では定型の挨拶などは書かず、なぜこの手紙を差し出すのかという理由を書いた上で、単刀直入に用件に入ります。ビジネスレターの場合は特にそうです。また英語圏の人は抽象的な表現を嫌うため、具体的な数値や根拠に基づいた説明を用いて用件を書く必要があります。これは抽象的で回りくどい表現の多い日本語のビジネスレター、主に契約書などの書き