公的レター(Official letter)
公的レターにはどのようなものが含まれるかというと、政府や官公庁等の公的機関に宛てた手紙などになります。このように書くとあまりなじみが無いように感じられますが、例えば海外留学をする際には公的レターに接する機会が出てきます。就学目的で長期滞在する場合、ほとんどの国でビザの取得が義務付けられています。そのため、各国の大使館宛てにビザを申請するための申請書と共に添え状に当たる手紙を出す必要があります。
こうした手紙にはほとんどの場合、形式や使用すべき表現が定型として決められています。普段はあまり使うことのない単語や硬い英語表現が多く含まれますが、例文などを参考にすればある程度は自分で作成することができるでしょう。ただし、ビザ申請の手紙は大使館からの信頼を得て、滞在を許可してもらうようお願いするためのものですので、書き方に注意が必要です。印象が悪くなるとビザが取得できず留学を実現することができなくなってしまいます。
最近では留学手続き代行サービスを提供する企業を通して留学する人が多く、これらの手紙を代行業者が作成するため、留学する本人が実際に書くことは少なくなっているかもしれません。しかし、このような手紙を作成することによって英語の公的レターとはどのようなものかを理解するいい機会になりますので、自ら作成する価値は十分にあります。